アパレル業界をはじめ、様々な分野の業界で行われている「ODM」や「OEM」。耳にしたことのある方も多いと思いますが、この2つの違いをご存じでしょうか。ODMを中心に、OEMとの違いをご紹介いたします。

ODMとは、Original Design Manufacturingの略称で、商品のデザインから生産までを他社に委託する製造方法です。メリットとしては、企画から製造までを委託することで、自社内の作業負担を大幅に減らせることが挙げられます。

また、商品開発などを担うデザイナーといった人材を自社内で雇う必要がなくなるため、作業コストだけでなく、人件費も削減することが可能です。このようなメリットから、世界的に有名なメーカーでも取り入れられている手法です。

アクセサリーの製造にODMを活用することで、バリエーションの豊富な商品展開が望めます。

ODMとOEMは製造工程の一部を他社に委託するという点で、考え方自体は同じであるといえます。両者の決定的な違いは、受託先が商品の企画開発を行うか否かです。

OEMは依頼元が企画・デザインしたものの製造のみを請け負うのに対し、ODMは企画・デザインを含めて受託先が行います。そのため、アクセサリーのクオリティに受託先企業の企画力・技術力が如実に反映されることになるのです。

ODMの場合、受託先に対して、依頼元と同程度またはより高い水準にあることが求められます。